2016年1月30日(土) 渋谷THE GAMEにて開催されたレゲエダンスクラッシュ "CAT FUCK -season8-"の撮影に行ってきました。

2008年にスタートしたSeason 1から始まり、2011年のSeason 4、2012年のSeason 5、そして2016年のSeason 8で4回目の撮影でした。

毎回10組以上のエントリーダンサー達が日本全国から集まるといったクラッシュ形式のイベントは一気に各地のレゲエダンサー達のスキルが見れるし、特にオーガナイザーさんにはありがたいイベントです。

またレゲエのダンサーを目指す女子にはやる気と感動を与え、挑戦場となる良い機会だと思います。

ダンスホールファンなら娯楽的に色んなファッションやダンスが鑑賞できる。

もちろん出場するエントリーダンサー達はみんな本気です。

今回のSeason8で見事優勝したのはDancehall Girl AMI！レペゼン岐阜のダンサー。

4回続けて挑戦した上での優勝というのもあり、1ラウンド目から絶対に負けないという意気込みが印象的です。

今年はAブロックが7組、Bブロックが8組、合計で15組のダンサーがエントリー。

その中でオーディエンスと審査員の合計点数により、Aブロックの1ラウンドを見事に勝ち抜いたのは、Anaconda!!(東京)、yamyam(岐阜)、CHEN(名古屋)、Dancehall Girl AMI(岐阜)の4人。

あたしも同じ評価でした。

そして正直なところ、このラウンドが個人的に一番面白かった。

印象に残っているのが、Dancehall Girl AMIのパフォーマンス。

アダチマンの曲を使った音源も凝ってたし、曲のイメージに合わせた衣装もオリジナリティがあって、意気込みもヴァイブスもダンスの切れも全てがパーフェクトでした。

今回、審査員全員の5点満点が出たのはここだけ！

このラウンドのDancehall Girl AMIのパフォーマンスが一番印象深いです。

CHEN(名古屋)のダンスのスタイルは個人的に大好きでした。
このダンスクラッシュで唯一色気があったダンサー?
猫ぢから賞を獲得。

yamyamは協賛のAND SUNSさんよりBAAAD賞をいただいただけあって、ルックスも良かったし、二人の息もぴったり合っててダンスも上手かった。あとはもう一つオリジナリティがあったらもっと印象に残った気がします。

1点差で1ラウンドを脱落してしまったKEIKO(埼玉)は、フォームも綺麗だしダンスも上手かったので残念でした。

多分負けてしまったのは、トップバッターのプレッシャー、Dancehallの強烈なVibesと絶対に勝つ意気込みが足りなかった... というのが率直な感想かな。

この負けた悔しさをバネにして次回に繋げて欲しいです。

そして初出場とは思えないくらいインパクト強すぎた。好きです。Anaconda!! 今後に期待☆

Bブロックの1ラウンドを見事に勝ち抜いた4組はSuperAss子(福島)、ショコア(愛知)、JAICO(北海道)、えるふ工房(東京)。

Bブロックの勝ち残ったダンサーも、私自身いいと思ったダンサーだった。

今回の各エントリーダンサーについての一人一人の感想やコメントは、主催のメグちゃんがBlogで書いているので、レポートの最後にリンクしておきます。

さて、2ラウンド目は、1分間のショーケースと1分間の何がかかるかわからないフリースタイル。

突破した8組のエントリーダンサーが用意した音源で1分ずつのショーケースで踊るんですが、1分ってあっという間なんですね。。

撮影で手一杯だったあたしはほとんど見れてません。。

その後の何がかかるか分からない1分間のフリースタイルは、当然曲の当り外れがあります。

しかし、ここが見所でもあり、大きく差が出る場面でもあります。

フリースタイルは、Dancehall Girl AMIがダントツで上手かったという印象です。

このラウンドのオーディエンスによる点数は、ショコア(5pt)、Dancehall Girl AMI(3pt)、えるふ工房(2pt)がポイントを獲得。

審査員の点数は上位から順番にDancehall Girl AMI、ショコア、CHEN

両方の合計点数で決勝に勝ち残った3組は、Dancehall Girl AMI(岐阜)、ショコア(愛知)、えるふ工房(東京)!!!

決勝の3ラウンドは、何がかかるか分からない1分間半のステージで一斉に踊るフリースタイル対決。

今回はニューとオールドの2曲で1分間半という構成でした。

あたし達カメラクルーの目の前では、えるふ工房 vs Dancehall Girl AMI。そのはるか向こうにショコア。そしてあっという間の1分半。

後で写真を見たら、ショコアの姿はほとんど撮れてない。。

このラウンドはなんだかグチャグチャでよくわからなかったんですがw

オールドチューンがかかった時に踊れていたのがDancehall Girl AMIだったと思います。

オーディエンスの点数はDancehall Girl AMIとえるふ工房が同点で4ptずつ。ショコアが2pt。

そこに審査員の点数が加算されて、優勝を見事勝ち取ったのはDancehall Girl AMI。

ちなみに協賛のJumboさんよりベストドレッサー賞も獲得。

続いて2位がえるふ工房、3位がショコアという結果でした。

ステージで後ろ向きに立って、結果発表を待つ3組のダンサー達。

すでに泣いていたのか、DHG AMIの背中が大きく震えていたのが印象的でした。

と、ちょうど結果発表のその時。。。

あたしのカメラの表示パネルに「これ以上撮れません」ってメッセージが表示された。

記録カードのDATAが一杯になってしまったため、予備用の記録カードを取り入れる数分間に、授賞式のの一部が終わってしまい、カメラに収めることが出来ず。。。

どのダンスコンテストでもダンスクラッシュでも、毎年チャレンジする勇気あるダンサーがいます。

今回優勝したAMIさんもその一人で、まさに4回目のエントリーの上での、今回の優勝トロフィー獲得。

その優勝の重みは計り知れないものがあります。

最後にAMIさんが言ってたこと。。。

初めてCAT FUCKに出場した時から自分との戦いが始まり、CAT FUCKで挑戦して、負けて、また挑戦したことで、たくさんの技が踊れるようになり、成長出来たのはCAT FUCKのおかげ。

とても感謝している。

優勝したのは凄く嬉しいけど、これで満足するのではなく、ここからが始まりと涙ながら残した最後のコメント。。。

感動しました。

あたしは毎回CAT FUCKの撮影に入る度に、優勝トロフィーを獲得したダンサー達の言葉に涙が出ます。

今回は1ラウンド目のジャッジの時にすでに泣きそうになり、涙をこらえて撮影しました。

毎年撮影に入っていないあたしですら、こんなに感動してしまうのだから、毎年これに関わっているチームキャットファックの皆さんの思いは、もの凄いものなんだと思います。

ここで、2年ぶりに撮影で参加させてもらって感じたことを少し書きたいと思います。

まず8年間CAT FUCKをキープしている猫ぢからは本当に素晴らしいチームだって事を伝えたい。

関係者の方々のチームワークの良さ。

CAT FUCKに欠かせないChop Stick & Maiの司会は、ユーモアのセンスもあり、観る度に場慣れしてて上手くなってます。

素晴らしい名コンビです。

そして、レギュラーで参加しているPower Playerzを始めとしたSoundmanの方々、

撮影クルー、ポイント集計係の野鳥の会、審査員の方々、テキーラボーイ、ご飯ブース、、、などなど、

色々な場面で協力しているたくさんの仲間達とエントリーダンサー達に支えられて、CAT FUCKが成り立っているのを、現場で実感しました。

驚いたのが、テキーラボーイを務めたRAGGA SHUCOの仮装のレベルの高さ ←予想以上のハイレベル。w

SAWASAP & GUN HYPEのダンスショーケースは二人とも白で決めててかっこよかったしダンスもいけてた！???

特にGUNちゃんのショーを観るのはかなり久々だったので余計に上がりました!

サウンドの時間のフロアーはダンサー達で溢れかえり、どの場面も盛り上がっていました。

一番凄かったのは、恐るべし"サウンド猫ぢから"の時間でしょう。

あの光景は凄かった。。。

ギャルパワーを目の当たりにし、いい刺激をもらった一夜でした！

というわけで。。。

この日Ruff-Cutが撮影した写真(全299枚)と映像(パート別に4つに編集)をギャラリーに公開しました！

エントリーダンサーが15組ということで、いつもより写真の枚数が半端ないですが、是非ぜひご覧ください♪^^

この日の審査員やオーディエンスの点数やコメントなどの詳細については、主催のHottie MeguさんがBlogにて公開していますので、そちらでどうぞ★

オフィシャルの写真や当日の各エントリーダンサー達の様子が細かく記載されています。

最後に。。。

エントリした15組のダンサー達、お疲れ様でした。

撮影にご協力いただいた皆様もありがとうございました☆^^

(Photo & Text by Ruff-Cut Kazumi)