2000年10月20日からアメリカに買付けの旅に行くことに決まったので、
現地のイベント情報を調べていたら、ちょうどL.A.にいる間におもしろそうなイベントを発見。
「Jamaican Gold 2000」という、L.A.ではベストと言われるビッグイベントらしいので
早速行ってみることに…。
フライヤーを見ると、どうもVPの最新リリースパーティも兼ねたイベントでJ.A.からは、エレファントマンとレッドラットが出演するらしい。
現地の仲間がいうには、
「先週のブジュの時は、長蛇の列が出来て入場するの大変だったんだ。並ぶのは嫌だから早く行こう!」
とせかすので、オープンの9:00pmに現地で待ち合わせということに….。
現地に着くとすでに行列が出来てはいたが30人くらいだった。
それでも現地のシスター達はかなりおしゃれだし、何だかワクワクしてきた。
友達の一人は自称イベントプロモーター。
入り口のセキュリティにあいさつしてまだ入場前なのに私達を中に入れてくれた。
入場料はフリーになってしまった!
なんてラッキーなの!!! これこそ来た甲斐があったってもんだわ。(笑)
中に入るとそこは吹き抜けのガーデンテラスであちこちにテーブルがセットされている。
会場内に露店を作っているラスタマンを発見。
小さなテーブルの上にシルバーのアクセサリーやお香、ラスタのグッズなんかをせっせと並べていた。
奥の方ではバンドショーがあるらしく楽器が次々と運ばれていた。
屋内に入ると大きなカウンターがあり、きらびやかなダンスフロアではセレクターが最新のHIPHOPやダンスホールが大音量でかけていた。
フロアの脇の細い通路を歩いていくと、奥には更に大きなダンスフロアがあった。
さすがL.A.というだけあってすべてが大きい。
ステージではセレクターが古めのレゲエをかけていた。
上の方を見ると、レストランらしきものも発見。
しばらく外のガーデンのテーブルで、L.A.のブラザーやシスター達のファッションチェックしたりしてくつろいだ。
気が付くと外も中も人でたくさんになっていて日本人らしき姿も見かけた。
私は屋内のダンスフロアで80年代のダンスホールで、シスター達と一緒にダンスを楽しんだ。
ヒロさんはラスタの仲間達と一緒に野外のルーツのバンドショーで楽しんでいたそう…。
自分の好みのレゲエのセレクションを選べるというのも嬉しい。
一番奥のフロアが一番人気らしく、RUFF KUTTというL.A.のサウンドが最新ダンスホールやヒップホップをかけていた。
人もあふれんばかりにたくさんで、とても踊れるスペースなどないほどだった。
そんな感じであちこち移動しながらダンスを楽しみ、気がつくと夜中の1:00amをまわっていた。
「レッドラットもエレファントもまだ?やっぱL.A.には来ないのかしら?」なんて思いながら
レストルームにいる間に、なんとショーが始まってしまったらしい。
レストルームから出るとヒロさんが
「もう始まってるよ。早く早く!!」と教えてくれた。
急いで、一番奥のフロアに行くと、人でいっぱい。
ましてや背の高いブラザー達が 後ろの方にたくさんいてステージなんて見えない状態。
確かにエレファントマンとレッドラットの声がするのに。
私達は何とか姿を見ようとブラザーやシスター達の間をくぐり抜けて、
やっとステージが見える場所を確保した。
ステージでは金色の髪のエレファントと金色の髪を博士のように爆発させたレッドラットが会場を盛り上げている姿が….。
う….まさに..。
本物だ…。感激だ!
二人はRUFF KUTT SOUNDのリディムに合わせて歌っていたが、途中何度もRUFF KUTTのプレイに不満の声をあげていた。
そんな事はおかまいなしにL.A.の観客達は大満足の様子で盛り上がりも恐いほどのマッシュアップだった。
会場内から、一人のシスターがステージに上げられ、エレファントがそのシスターに絡むシーンでは会場中がはじけた。
歌う曲も最新リリースパーティというだけあってブランニューばかり披露。
最後は会場中がライターの火でいっぱいだった。
なんとも贅沢なショーだったが、あっというまに終わってしまった。
日本でのショーはアーチストのパフォーマンスする時間が本当に長いと思った。
ショーが終わるのと同時に私達も退散することにした。
二日後には、RAS SHIL0HとJUNIOR REIDのライブショーもあったのだが、
どうしても時間的に無理だったので断念した。
悔しいのでフライヤーだけアップしておこう…。
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RASHILOH / JUNIOR REID -
THE SOIENTIST
このL.A.の「Jamaican Gold」というイベントは毎週日曜日に行われているらしいので、
今後 L.A.に行く予定のある人はぜひチェックしてみて。
ラフカットのお薦めのイベントです。
女の子はドレスアップしていくことをお忘れなく…ね。
(Ruff-Cut/Kazumi)