St. ElizabethにあるPort Kaiser Sports Clubの会場では
Lucianoを始め、CultureやBunny Wailer、Capltonなどが出演の"Rebel Salute 2001"が開催された。
そのイベントでは、ブーイングや争いや口論などなく、ましてやステージにボトルを投げつけるような観客もいなかった。
純粋にレゲエミュージックを聴きたいというコンシャス マインドな黒人や白人達が集まり、
あちらこちらには、レッド、ゴールド、グリーンの旗が挙げられ、会場は、ピース、ラブ、そしてユニティな雰囲気に包まれていた。
ベテランから新人まで 様々なアーチスト達が集まった"Rebel Salute 2001"は夜8時にスタートした。
その日の出演者達の中の一人、Ras Shiloは"On To Jah We Go"と"Are You Satisfied"を歌った。
ベテランの女性アーチストのLady Gはカルチュラルなステージを披露、観客達の反応も良かった。
独特なスタイルを持つLion Faceは会場からたくさんのアンコールを受けていた。
Poet Jonahは自分のポエムを歌い語り、ステージにIley Dredを呼んで、彼らのヒットシングル"Mama"を歌った。
Tony Rebelも、ショートタイムのステージを披露。
会場のあちらこちらで、ライターの火が灯った。
そして1:15AM頃になって、Kymani Marleyがステージの中央に立った。
Bob Marleyの息子であるKymani Marleyのステージも良かった。
彼は2枚のアルバムをリリースしているはずだが、それらの曲はほとんど歌わず彼の父親"Bob Marley"の曲を歌っていた。
最後に"Turn Your Lights Down Low"を歌い、観客達の反応は良かった。
次に、闘争的アーチスト、Mikey Generalが登場した。
控えめなラスタマンだが、力強いパフォーマンスを見せてくれた。
"It A Go Red"や"Selassie Sons and Daughters"などのヒット曲で会場中はマッシュアップした。
そしてMikey Generalの友達、メッセンジャーのLucianoをステージに迎えた。
Lucianoがステージに現れると、会場からは巨大な花火が打ち上げられた。
"Sweep Over My Soul", "Give Me a One Away Ticket""Ulterior Motive"そして"It's Me Again Jah"のヒット曲などを会場にむけて歌った。
メッセンジャーは、ジャンプしてステージを跳ね回り、胸が張り裂けるほど感動的な愛の歌を聴かせ、会場のファン達も大喜びの様子だった。
そして、Don-DaddaのBunny Wailarがステージに現れたのは、夜中の3:00AMをまわっていた。
Banny Wailarは、1時間くらいの間ステージで歌い続けた。
"Don Dadda","Cool Running"そして"Let Me Show You How Fe Ram Dancehall"などのヒットソングを次々と披露。
そして、ショーがいったん小休止した後、旗が揚げられライターの火があちこち灯る中からFire ManことCapltonが現れた。
彼の兵隊達と共に歌う、彼のヒットチューンで会場は炎に包まれた。
観客達の手の中では、ライターの火がつけられ、Capltonは少なくとも5曲のブランニューチューンを歌っていた。
最後の曲になると、会場からもっともっと!!という大歓声が湧いた。
彼のバンド"Prophecy"がステージから去った後もまだなお、もっともっと!!という叫び声があがっていたが、彼のステージはそこで終了した。
次にステージに上がったのは、Israel Vibrationだった。
彼らの有名な曲"We All Going to Sing the Same Song"を歌うまで、ステージはまったく盛り上がらなかった。
次のステージのPaul Elliotが現れたのは早朝の5:15AMだった。
ステージは短かったが、ショーは良かった。
特に"Seek Jah Blessing"では盛り上がった。
ベテランアーチストのJimmy Rileyは、ファンデーションの"Every Body Need Somebody""Things Gonna Get Tough""Black Mother Pray"そして"Black Mother Pray"などのヒット曲で観客達を感動させていた。
続いてJah Masonがステージに現れすばらしいステージを見せた。
Masonは自分は戦士であることをステージで強調して、未来のためへの1曲を歌った。
"Sun Shining"で登場したEverton Blenderは"Rasta Come Fe Tek Over","Lovers Holiday"
そして"Ghetto People Song"などのヒット曲を歌い、その後娘のIsha Blenderをステージに呼び寄せた。
Ishaが、Dennis Brownの"Love and Hate Can Never Be Friends"を歌った時はさすがに父親の歌の才能を受け継いでいると思わずにはいられなかった。
最後に、Blenderのみんなから愛されている曲"Were Do The Children Play"を歌い、ステージは終了した。
続いて、すばらしいレゲエアーチストの代表の一人である、Joseph Hill("Culture"のメンバー)がステージに登場。
会場からはもっともっと!!という大歓声があがっていた。
何故 彼がビジネス業界でトップの座にいるのか、が証明されるステージだった。
"Tribal War","This Train""Jah See Dem A Come""When Two Sevens Clash"などのヒット曲を披露。
そして、流暢な言葉ですらすら歌うスタイルのGren Washington, Anthony B、そしてBeenie Manが最後にすばらしいステージを見せ、
(BeenieはAnthony Bからステージに呼ばれた)その日のステージが終了したのは、朝8:50AM だった。
忘れられないイベントとなった"Rebel Salute 2001"では紛争や争いごともなく、すばらしい内容のショーとなった。
このようなソウルフルなイベントをプロデュースしたTony Rebelとその仲間達に敬意を...!!!
by kazumi(RUFF-CUT)