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    レゲエミュージックにおけるサウンドシステムの重要性

    ファイル 197-1.jpg

    レゲエミュージックに不可欠なサウンドシステムは、音楽産業の重要な伝達手段となっている。

    常に正しいVIBESをもたらすことはもちろん、それ以上にサウンドシステムはレゲエとダンスホールミュージックの広がりを普及させてきた。

    例として、サウンドのCOOPER SHOT(クーパショット)は、アーティストのSEAN PAULと一緒に、マルティニクやルクセンブルク、スイス、ドバイ、カナダなど、世界中をツアーしている。

    「俺たちは世界中をツアーしてまわった。レゲエミュージックは至る所で広がり続けているよ。
    多くのサウンドは海外でも活動している。

    なぜなら今ジャマイカでは何が起きているのか、みんなは知りたいからサウンドシステムに集まるんだ。
    俺たちはそこで最新のチューンをみんなに紹介する。
    そんで、みんな最新のダンスが何なのかを知りたいから、俺たちがそれを伝える。」
    とCOOPER SHOT(クーパショット)のMATTHEW GRAY(マシューグレイ)が言った。

    ●クラッシュでの評価

    マイティクラウンのマネージャーのDAMION WONG(IRISH & CHIN) や、他多数のクラッシュサウンドも同様に世界中をまわっている。

    地元(ジャマイカ)では、ジョグリンサウンドとして、世界中にツアーに出ているのは、唯一 「STONE LOVE」と「SWATCH INTERNATIONAL」だけである。

    サウンドは、クラッシュをやることで世界に認知されるようになるため、クラッシュサウンドのみが、ツアーに出れるようになるのだ。

    「クラッシュサウンドは、日本を始め、スウェーデン、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、ガーナ、イタリアなど、多くの場所を旅している」とDAMIONが言った。

    CASH MONEYのScratchy Bもまた、イングランド、カナダ、アメリカ合衆国を旅したと語っている。
    「俺たちは毎年ツアーに出ている。少なくとも3ヶ月に1回は海外のツアーに出ているよ」

    サウンドは海外にツアーに出る以外にも、地元から世界中にレゲエミュージックを普及するための活動に努めている。

    STONE LOVEが主催するWEDDY WEDDYやSWATCH INT'Lが主催するPASSA PASSA、最近ではDUTTY FRIDAZEなど、
    他にもたくさんのロードダンスをキープするサウンドが多数増加している。

    このようなロードダンスに集まった大勢の人達の前で最新の曲がプレイされ、そこにいるダンサー達が曲に合わせて新しい動きを創り出し、たくさんのニューダンスが出来上がる。

    COOPER SHOTのGRAYの話によると、
    トレンチタウンで開催されたクリケットチームのワールドカップの試合で、彼らがサウンドのプレイを依頼されたことから、
    観光客がジャマイカの音楽を聴くきっかけとなったが、このような活動が非常に重要になっていると強調した。

    ●音楽制作会社

    COOPER SHOTのGRAYは続けて語った。

    「今、多くのサウンドがスタジオを作っている。そこで新しいアーティストを探している。
    ラジオでオンエアするより、サウンドシステムで曲をかける方がアーティストをボスさせるのは簡単だからさ。」

    IRISH & CHINのDAMIONがそれに同意し、また主張した。

    「サウンドシステムは、アーティストが自己表現出来る場所になっているから、ローカルではレゲエビジネスを築く大きなメディアとなっている。
    ラジオ局のほとんどは、DJが曲を紹介してもVIBESが低いし、効力も弱い。
    しかも、ラジオでかかるようになる前に、すでにサウンドシステムがその曲をかけていて、ボスさせていることが多い。
    要するにサウンドシステムはレゲエの使者みたいなもんだ。」

    また、今までにたくさんのアーティストを自分らのMIX CDでボスさせてきたというCASH MONEYのScratchy Bは
    「サウンドシステムでプレイすることが、大きな需要となっているから、アーティストがボスするようになる。
    もしサウンドがいなかったら、こんなに多数のアーティストの曲を聴くことは無理だ。
    本当にサウンドとMIX CDは、ラジオ局より先に、大多数のアーティスト達をボスさせている。
    サウンドシステムは、非常に重要な役割を果たしているってことだよ。 」

    しかし、音楽産業に対する彼らの成果と重要性にかかわらず、サウンドのほとんどがしばしば最前線のアーティストとしては認められていない。
    だがセレクターとしての彼らは言う。

    「それはビジネスのほんの一部にすぎないんだ」

    (情報:JAMAICA STAR)
    翻訳:RUFF-CUTかずみ