Buju Bantonのコカイン売買疑惑の裁判が9月20日、21日と二日間に渡ってFlorida,Tampaで開かれ
裁判を傍聴しようとアメリカの様々な州より人々が傍聴に集まった。
一日目はBuju側はアーティストはアメリカの政府公認アンダーカバー警察官のAlexander Johnsonに全て仕組まれたシナリオであり、このJohnson氏はBujuを仕組んでUS$50,000もの報酬を得た事などを証言し、アーティストの無実を訴えた。
検察側はアーティストとJohnson氏は2009年7月マドリッドからの飛行機の中で知り合いBuju Bantonより「コカイン売買のリンクはないか?」と聞かれ麻薬売買について話し合った。
その際アーティストは既にコカイン売買をカリブ海で展開させていると話し
Johnson氏とドラッグの価格について話した事などを証言した。
二日目、裁判官ははこの日の重要人物としてアンダーカバー警察官Johnson氏を証言台に呼び裁判が始まった。
検察側はマドリッドからの飛行機の中で交わされた会話を録音したテープを再生し
その中でアーティストは「金を稼ぐときが来た、自分には養わなくてはいけない15人の子供がいるからな」などど話していた。
アーティストはJohnson氏にコカイン売買のリンクについて尋ね、
自分にはヴェネズエラとパナマにはコカインリンクはないが
アフリカとヨーロッパにはダイアモンドの密売ルートがある、などと話をしていた事を証言。
しかしJohnson氏はBuju Bantonが実際に金を用意して渡したりコカイン売買をした事はないと話し
コロンビアとパナマでも売買に関わった事はない事を認めた。
Bujuの弁護士はアーティストは去年の12月以来Johnson氏と連絡を絶っている事を指摘しJohnson氏もそれを認めた。
法廷では証言ビデオテープも公開され
それにはアンダーカバー警官によって用意されたコカインの袋を共犯者の男性がナイフで開けそのナイフについたコカインをBuju Bantonが指でぬぐい味見をする場面が収められていた。
裁判は金曜日まで続く
(text by Kozz fr Kingston, JA)