12月2日、小さな島 バハマ諸島の首都ナッソーのSt. Elizabeth Sports Centreでは
"Millennium Countdown 4"というビッグイベントが開催された。
Buju Banton, King Yellowman, Morgans HeritageとLMSという豪華な出演者による
コンシャスあり、ハードコアダンスホールありの感動的なダンスだったそう。
"Millennium Countdown 4 - The Transfiguration" の開演時間はかなり遅かった。
しかし、バハマ人、ジャメイカ人、ツーリスト達がどんなに待たされても
充分に価値あるほどエキサイティングなショーだったそう。
Yellowman は(彼は1979年以来バハマではショーをしていない)
バハマ人達はもちろんのこと、入国管理のオフィサー達からも盛大な歓迎を受けたそうだ。
彼が到着した時は、バハマ中が大騒ぎだったとニュースで放映された。
大勢の女性ファン達が、ベテランの"King of Dancehall"を一目だけでも見ようと
空港を始め、ラジオ局、ブリティッシュヒルトンホテルなどに集まった。
Downsound/Sigma がプロモートのこのイベント、MCにはハイエネルギーマスターの"Richie B"。
その夜のショーのトップバッターのYellowmanは黄色の衣装に黄色のスカーフを頭に巻き付けて登場。
観客達はこのステージに大喜びの様子で会場は大騒乱。
Yellowmanは 観客達の期待を裏切ることなく、ダンスしてワイニーして飛び跳ねてステージショーを演出して盛り上げた。
最近では、このスタイルのアーチストは殆どいない。
彼のステージでの曲は、ほとんどがギャルネタ、下ネタ....。
"100 Sexy Chicken Chasing","Mr. Chin", "Getting Married""Eradication","Tek Over","Mad Over Me", Zunguzunguzeng""Look How Mi Sexy","Blueberry Hill"。
その他にジャマイカで大人気のグレースの"ジャマイカン ケチャップ"のCMソングも披露した。
彼はハードコアダンスホールを思いっきりステージで表現し観客達からたくさんのアンコールを浴びた。
次のステージでは雰囲気ががらっと変わる。
観客達にカルチャーの意識をひらきおこし理解をもっと深めるよう呼びかけた3人組のLMS。
このLMSは、Denroy Morgan(Morgan Heritageの父)から音楽的才能を受け継いだ子ども達で結成された若手グループ。
彼らが将来的に有望であることは間違いないだろう。
次にステージに現れたのは、年長グループのMorgan Heritage。
聴いたことのないスロー系の曲で始まった。
"Trodding The Earth","Live Up","Liberation"そして彼らの大ヒット曲、"Down By The River""Reggae Bring Back Love", "Don't Haffi Dread"の歌が会場を響かせ、観客達は感動のピークに達した。
Morgan Heritageのステージは間違いなくコンシャスでありすばらしいものだった。
日曜日の早朝の出番のBuju Bantonのショーまでの間 New Era Sound SystemにRichie BのMCで会場は盛り上がった。
2:30AMになり、Buju Bantonと彼のバンド"Shilo Band"がステージに立った。
Bujuはライオンがほえるように"Distiny"を歌い上げステージは始まった。
次の曲"Gargamel"では、より神秘的なステージを演出。
まるで本物のBobo Shantyの戦士のようだった。
注: Buju Bantonは音楽業界の中で"Gargamel"と呼ばれている
更にコンシャスリリックの"It's Not An Easy Road"を歌い、それからブランニューソング"Mighty Dread"をステージで披露した。
その後は、"It's All Over","Walk Like A Champion""Blackman/Browning","Want To Be Loved","Big It Up""Close Sponge","Woman Dem Fat"で会場を盛り上げ、大ヒット曲の"Boom Bye Bye"では観客達から熱狂的な喝采を浴びた。
それからBujuはMorgan Heritageをステージに呼び寄せ、旧約聖書の中の詩編二十三の聖歌を歌い、会場は瞑想的な雰囲気に包まれた。
そして予定の時間も過ぎ、Buju Bantonは嘆きながら"Murderer"を熱唱しステージを去った。
このイベントは2000年最後のミレニアムカウントダウンを代表するショーだったといっても過言ではないであろう。
このイベントの入場料はフリー。
大混雑した観客達の入場整理のためにこの日のショーの開演時間は遅れてしまったがショーじたいは、すべてスムーズに進行した。
これの前夜祭が、Zoo Night Clubであったらしい。
このイベントの主なスポンサーは、Air Jamaica、British Colonial Hilton Hotel。
アーチストのサポートはSagittarius, Morgan Heritage, Shilo Bands。
サウンドは、New Era Sound SystemとInternational Bodyguard。
セキュリティは警察より供給。
(Kazumi@Ruff-Cut)