ジャマイカファンのみなさん、あけおめです☆
さて年末は日本と同様にジャマイカでもビックイベントが目白押し。
中でも注目されていたのは、BEENIE MAN vs BOUNTY KILLERのDEEJAY CLASHが期待されるSTING!
そこで、2007年初ニュースのトピックは恒例のSTING 2006リポートを取り上げたいと思います。
2006年のBOXING DAYにセント・キャサリンのポートモアにあるJAM WORLDで開催されたSTING 2006。
オーディエンスの大半が期待していたアーティストはBUJU BANTON!
ブジュのステージが予定されていた午後11:45という早い時間帯にもかかわらず、大勢の観客が会場に集まった。
エントランスが混雑して中に入れない観衆がスムーズに入場できるよう、MCのSHAKA FAMEが会場内にいる観衆に移動を促していた。
実際にBUJUがステージに現れたのは深夜1:00近くだった。
BUJUは、今大ヒット中の「DRIVER」や、みんなが大好きな「DESTINY」を歌い、大喝采を浴びた。
また「OPERATION ARDENT」や「MAN FI DEAD」「IT'S NOT A EASY ROAD」など、昔のヒットチューンで会場を揺らした。
そして「Psalm 23」 の終わりのパートを口ずさみ、最後は精神的なステージとなった。
「まだまだ朝までずっと歌い続けられるけど、今夜はここでやめておくよ」 とBUJU。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、ブジュのステージはその夜の最も長いショーとなった。
早朝にステージに現れたトップDEEJAYのELEPHANT MANとCAPLETONのショーに 観衆は苛立ち、ハードコアなSTINGファンは気に入らない様子だったが、
すぐにはストライキを起こさず、寛大な見解を示していた。
「FULL CLIP」を歌ったMOVADOや「SEN ON」を歌ったVYBZ KARTELを支持する、STINGファンは多かった。
順調なMOVADOとKARTELのステージショーだったが、
途中でERUPTが現れ「SAY DEM A GANGSTA」や「GAL A RUN DEM HEAD」などの曲を歌い、会場は爆発した。
BUJU BANTONのステージの後に現れたStitchieが言った。
「ジーザスの名において、私は平和を唱えます。もし平和を望むのなら、私の話に耳を傾けてください」
会場からStitchieに拍手が送られた。
しかし、観衆のほとんどは "DEEJAY CLASH"を見たい渇望があったのは明らかだった。
そこで、WAYNE MARSHALLが歓呼しながらライターに火を点けた。
「高い金払って、今夜のクラッシュでどのDEEJAYが殺されるのかを見に来ているオーディエンスは、ガンフィンガーして見せてくれ!」
観衆から喝采が起こり、(喜びのあまり)気が狂ったようになって騒ぎだした。
結局、BEENIE MANは最大のライバルであるBOUNTY KILLERの恒常的な要求に応じなかったため、
オーディエンスが期待するような展開にはならず、支払った代金のステージを見ることは出来なかった。
その後、ビー二マンはボウンティが元彼女(現在のビーニの妻であるD'ANGELのこと)を物に出来なかったことや、
彼女が妊娠したことにボウンティが熱烈な反応を示すことなどをからかったリリックを歌い、
それに対抗したボウンティがビーニと決定的なクラッシュをするためにステージに出てこようとしたので、ビーニはステージからさっさと引き下がった。
(情報:Jamaica Gleaner)
翻訳:RUFF-CUTかずみ