レゲエシンガーのサンチェス、本名アンソニー・ジャクソンが、
最近イギリスのロンドンでのショーに出演した後に毒殺されたと報道された。
新聞記者であり、サンチェスのマーケティングコンサルタントであるヴォニー・マガウアン・アースコットの話によると、
そのシンガー(サンチェス)にとって、それは臨死体験だったという。
「私たちは、先週の日曜日にハマー・スミス・アポロ・シアターでのショーを終え、
ちょうどロンドンから戻ってきたところよ。
サンチェスはフレディ.マグレガーとザ・ミレニアムバンドとクロニックと一緒にショーをしたの。
彼らは約5000人の人達の前でプレイをし、それはサンチェスにとって最高のパフォーマンスだったわ。」
とマガウアン・アスコットは言った。
彼女は続けた。
「ショーが終わった後、私たちはバックステージにいたの。
アーティスト達にはそれぞれ個室のドレッシングルームが用意されていて、簡単な食事と飲み物が用意されたわ。
だけど、サンチェスは普段、用意された飲食物は一切口にしない人なの。
ところが、誰かが彼に飲み物を渡したらしいんだけど、どうやらカップがすり変えられて、彼は毒殺されたらしい。」
マガウアン・アスコットは説明した。
「彼がホテルに戻った後、何人かのファン達がホテルに来ていたんだけど、彼はとても疲れているって不満を言ってて‥
いつもの彼らしくなかった。
30分くらいファンの子達にサインをしてあげてたわ。
それから約1時間後に、彼が私の部屋に電話をかけてきて、すごく気分が悪いって言ったの。
私が急いで彼の元へ駆けつけた時には、わずかな脈拍しかなかった。彼はほとんど死んでいる状態だったの。」
●心臓発作のような症状
「彼はおよそ15時間の集中治療を行なった。彼の症状はほとんど心臓発作だった。
そして、彼が何か飲食物を口に入れたのが原因だと分かったの。」
奇跡的な回復をし、現在ジャマイカで休養しているサンチェスは、つらかった出来事から神の恩恵を思い起こしていると語る。
サンチェスは電話での短いインタビューの中で
「もう一度生き返らせてくれた神にとても感謝している。
同じ仕事仲間達に伝えたいのは、自分に近づいてくる人間には気をつけろってことだ。
あれは本当に致命的な出来事だった」
と答えた。
マガウアン・アスコットは続けた。
「それは強盗未遂に見られる事件だった。
なぜなら何人かの関係者達は、彼がアフターパーティに出席することを望んでいたからよ。
でも彼はアフターパーティーには行きたがらなかった。彼らはホテルに待機していたの。
あれは強盗を起こすための企みだったとしか考えられないわ。
だって、私たちが病院から戻ってきた時、ホテルの部屋がくまなく荒らされていたからよ。
私たちは何とか彼の貴重品を守ることは出来た。
それに彼はほんのわすかな現金はあったけど、彼自身は持っていなかったの。」
「このことは海外に出てショーを行なうすべてのアーティスト達に警告として伝えなければいけないことだわ。
誰がバックステージで一緒なのか?そして誰が滞在先のホテルを知っているか?などの注意が必要ね。」
今週土曜に、キングスハウスにあるシンフォニーでのパフォームを控えているサンチェスは、
そこでも十分な警戒をするために「完全フライトで行くつもり」と語っている。
(サンチェスが生きていてよかった~・・)
情報:Jamaica Star
(Lady-K)