バッドギャル・セシールが2007年、ニュールックとサウンドを取り入れた新しいスタイルで活動を開始する。
カリフォルニアのロングビーチで行なわれた26周年の"ラガマフィン・フェスティバル"からちょうど帰国したばかりのセシールがインタビューで語った。
「ローカル(ジャマイカ)の人達は、私のことをしばらく見ていないってきっと思ってるわね。
実際、海外でたくさんの仕事とたくさんのコラボをしてたの。」
セシールの最新のビデオ「TAKE IT OFF」では、ロンドンの"ABOOD MUSIC"のアーティスト"SMUJII"が一緒に出演。
また3月に "EMI LATINO(ラテン)"の"DANGER ZONE LATINO LEBEL" からリリースされる「MATADORE」というアルバムでは、
ジャマイカのアーティストとレゲトンのアーティストが一緒に出演している。
このアルバムで、唯一のジャマイカの女性アーティストであるセシールの最高の出来となった2曲のコラボレーション・ソングでは
"FRENCH UNIVERSAL"のレコーディングアーティスト"LOAD KOSSITY"と一緒に"BOUNTY KILLER"が出演している。
●アルバムについて
セシールはまだ独自のアルバムをリリースしたことはないが、
LADY SAWとSEAN PAULのアルバムの中に彼女の曲が数曲フューチャーされている。
しかし、2007年には日本とアメリカに向けて初のアルバムをリリースするため、今セシールはそれの制作活動に取り組んでいる。
CORDEL "SKATTA" BURRELらのプロデュースによる「TALK TALK」が収録された
日本向けのデビューアルバム制作の最後の仕上げに取りかかっている彼女から話を聞くことが出来た。
(※「TALK TALK」は、昨年DANGER ZONE レーベルからリリースされたWIPE OUTオケの「GOODY」に似た曲)
セシールは、次にアメリカに向けてリリースするアルバムの中のいくつかの曲は、作り直す予定だと語る。
「もっともっとグレードアップするために、今まで歌ったダンスホールの曲すべてをアルバムに取り入れるつもりよ。
だって、ほとんどの曲はまだみんなに知られていないもの。。。
ジャマイカでは古い曲になるかもしれないけど、アメリカ市場ではどれも新しいものなの。
今はヨーロッパ向けのアルバムも制作中よ。」
「ちょうどジャマイカに戻ってきたばかりで、今はいくつかの現地のプロダクションと一緒に仕事をしてるわ。
DANGER ZONEレーベルから出る"JAMDOWN"っていう新しいリディムがあるんだけど、
その"JAMDOWN"と"WAITING"っていうリディムを使って、新しい曲を2曲ばかり製作している最中なの。」
「"JAMDOWN"はジャマイカに向けて作った曲よ。
私はね、自分の国について曲を書いたり制作したりしたことは今までに一度もないの。
至る所では、いつもみんなに聞かれるわ。
『 何故あなたはジャマイカに住んでいるの?』『犯罪が絶えない危険なところなんでしょう?』ってね‥。
だけどね、私は犯罪や暴力のことじゃなく、良い部分のジャマイカをみんなに伝えていくつもりよ。」
セシールは、洗練された高級な女性のセシールに変貌していた。
2007年は新しい音に合わせて、新流行のスタイルを取り入れていきたいと説明するセシールは、
ビジネスの面でも成長し、また外見的にも完成された女性に成長したように見える。
セシールの新しい曲を聴いたら、きっとみんなが関心を持つであろう。
なぜならその曲はHIPHOPとROCKのMIXに合わせ、ダンスホールがMIXされた新しいスタイルだからだ。
彼女がシーンに初めて登場した時、ただ歌うだけのアーティストだった。
だが、2007年には、革命をもたらす新しいアーティストに変わろうとしている。
セシールの新しい曲、"WICKEDEST TIME A WEN DI RAIN START FALL"のリミックスバージョンは、
アーティストの"HITLIST"とのコラボレーションソングで、これのビデオシューティングも行なっているので
みんなの耳に届くのも近いだろう。
情報&写真:YARDFLEX