今回はジャマイカ新聞"JAMAICA GLEANER"より、ちょっと辛口なキーバのダンスホールファッションについての記事を紹介します。
近年、 露出した衣裳を着てきわどい動きのダンスをする女の子達が注目され、かつてにない勢いで産業化している中、DANCEHALL DIVAの名を持つフィメールダンサー "KEIVA HIBBERT(キーバ)"は、露出することなく、ローカルのエンターテイナーやダンスホールファン達から根強い支持を得ている。
キーバは自分が"DANCEHALL QUEEN"の肩書きを競い合うダンサーとはタイプが違い、節度のあるユニークな服を着る個性派ダンサーであると主張している。
「着ている服に問題があると言っているんじゃないの。
その服をどういう風に着こなしていて、どう見せているかってことが大切。
有名なダンサーになるために、X-RATEDな服を着る必要なんてまったくないのよ」
自分の衣裳は自分でデザインするというキーバは、買った服をリメイクすることでユニークなキーバ・スタイルをキープしている。
「私の場合、好きな服を買ったら その服の何かを外したり付けたりして工夫しているの。特に私は派手な色の服が大好き」
いろいろな色を組み合わせたりするのが大好きなキーバは、そのことも彼女独特のスタイルに取り入れている。
写真:シャツにたくさんのワッペンを貼付けて黄色のアクササリーを取り入れたキーバ・スタイル
「カラフルな色を取り入れることで、その人自身も明るく鮮やかに見えるはずよ。
どんな衣裳を着るかによって、ステージに立った時のフィーリングも変わってくるし、やる気も起こさせる。」
キーバはエレファントマンやキップリッチ、ジェネラル Bを始め、様々なアーチスト達のミュ-ジックビデオに出演しているが、露出した服を着なくちゃいけないというプレッシャーを感じたことは一度もないと語っている。
また実力派フィメールDEEJAYのLADY Gも
「どんなルックスであっても、人々がそれを受け入れているのであればOKだと思う。
だけど本当に大切なのはレゲエミュージックであり、実力であることを忘れないで」
と語っている。
(以上JAMAICA GREANERより)
この記事を読んで思ったのは、たしかにDANCEHALL QUEENを意識したダンサーが目立ち、キーバのような露出なしでニューダンスをガシガシ踊るダンサーは少数派だなーってこと。
どっちのスタイルがよいとは言えないけれど、もしお尻丸出しの衣裳を着たアクロバットなスタイルのダンサーばかりになったら、見る側は飽きてしまうでしょう?
DANCEHALL QUEEN の STACIE(1999), JUNKO(2002), MAD MICHELL(2003), LATESHA(2004)を見てみると
同じQUEENでも年代によってダンススタイル、キャラクターが違うので、海外での話題性も今も変わらずのように見られるが‥?
一方、昨年あたりからはキーバスタイルのニューダンスを踊る女のダンスクルー"SWIZZLE BODY GIRLS"や"COSMIC DANCERS"なども人気があるので
今後どんな流れになっていくのか??
そして2005 DANCEHALL QUEEN CONTESTがどんな展開になるのかも
気になるところですが‥。
と今日はここまで。
写真:SWIZZLE BODY GIRLS (DVD "HOTTA MONDAY 2005"
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※サンプル動画あり
(Text: Kazumi@Ruff-Cut)