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Dancehall Queen Reportやダンスホール事情、ダンサーインタビュー、ジャマイカのダンス情報などを中心にお届けします☆

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The Uncrowned King of the Dancehall "Bogle"インタビュー PT.2

ボーグルといえばジャマイカで一番有名なダンサーである。

今現在(2002年)BrooklynとJamaicaを拠点に活動しているボーグル。
ある昼下がりの午後、彼にインタビューし、非常に興味深い話を聞くことが出来た。
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インタビュー:出身はどこ?

ボーグル:ジャマイカのジャングル、キングストンさ。

俺はゲットーで育ったが、「ゲットー」の本当の意味は「Get Out」(出て行く)だって知っていた。
そこはすべてが最低さ。

だから俺らはそこから出た。

確かに俺はジャングル(ゲットー)で生まれ育ったが
母親は俺をゲットーの中にある学校に行かせてくれた。

決して金持ちではなかったけどな・・・

インタビュー:ところで、最新のニューダンスはどんなダンス?

ボーグル:エレファントマンがマイアミに来た時、
すでにニューダンスの曲は出来上がっていたんだけど、
ジャマイカでは誰一人俺のニューダンスを見たやつはいなかった。

そのダンスは「WAVE(ウエーブ)」っていうダンスさ。
別名は「Super Bawl in New York (スーパーボール イン ニューヨーク)」。

俺が今まで作ったダンスはすべて、ジャマイカで考えて作ったダンスだ。
けど、いつか、ここ(アメリカ)でダンスを作りたい!っていつも思ってた。
ここで作ったダンスをジャマイカに持って行くっていうのが俺の夢だったんだ。
そしてその夢が実現したのさ。

ある日、ステイツでボンティキラーとビーニマンに会った時、
俺がジャマイカに戻るまでにこのニューダンス(WAVE)をジャマイカのみんなに伝えておいてくれと頼んだんだ。

昔からすべてのダンスは俺が作って、仲間達に教えてきたんだ。

ダンスホールクイーンのカーリンが、かつてジャマイカでダンスを作ったことがあるかい?
答えはノーさ。

ジャマイカで流行ったダンスすべてを作ってきたのは誰かい?
答えは俺さ。

インタビュー:BLACK ROSES CREW(ボーグルのクルー。ドンのウィーリー氏は2001年死去)はこれからどうなっていくのかしら?

ボーグル:1年前に殺された俺のブレッジン、ウィーリーの事かい?
俺が「ログオン」や「ジピタップ」や「パピッ」をボスさせた時、
エレファントやキーバにダンスを教えてやったのは俺だった。
全員に教えてやっていたんだ。

その後に俺のブレッジンは殺された。
俺は葬式や告別式を済ませた後、すぐにアメリカに渡り、ようやく落ち着いた。
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エレファントは俺がジャマイカから出ていくのを待っていた。
エリーは俺のダンスのチューンを歌ったが、俺の名前を入れずにキーバの名前を使ったんだ。

ジャマイカのみんなはそれが俺のダンスだって知っているさ。

ビーニマンは俺に言ったよ。

「あの曲にはボーグルの名前を入れるべきだ。
だって、あのダンスを最初に見たのはボーグルのだったからね」ってな。

俺にはダンスしかない。
俺はダンサーだから。
俺はDJじゃないし。

でも、かつて俺はDJをやっていたこともあるんだ。
今までにも俺が作ったリリックを使った曲はたくさんある。

例えばビーニマンのリリックの「toyfriend for a boyfriend」。
このフレーズは俺が作ったものだ。

ビーニマンがこのフレーズを聞いてリリックを作った。
こんなのは今までにもたくさんあることさ。

ジャマイカでは常に新しいリディムが作られているのは知っているだろう?
これからどの曲がボスするのか、ってのも彼等は最初から知ってる。

何故ってボーグルが踊るチューンは必ずボスするってことをみんなが知っているからさ。

今までに作ったダンスの中には、俺が直接作っていないダンスもある。

例えばドライブバイは俺のダンスとほとんど同じだが、手の動かし方が違う。
まぁほとんど同じだがな。

俺がWAVEダンスを見せると、みんなは「ちょっと待って!!ダンスが違う!」って言うよ。

俺は自分のやっていることを愛してる。
(その場でダンスをしながら)

俺はそれ以上のことをやるつもりもないし、それ以下のことをするつもりもない。
ただ次のレベルに上がっていくだけ。

要するに、ダンスのことはすべて知り尽くしているのさ。
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インタビュー:新しいダンスはどうやってつくり出すの?

ボーグル:いつでもダンスの事を考えて、つくり出している。

俺にとって踊るってことは、寝たり起きたりすることと一緒で生活なんだ。

LOU RAWFSやR KELLYなんかのどんな曲にもでも合わせてダンスを作ることが出来るんだ。

ダンスをする時、俺は音楽を聴いていない。
自分の足底の音を聴いている。

ほとんどの人はこのことを知らないだろう。

インタビュー:ダンスをする時に聴く好きな曲は?

ボーグル:俺はいつでもBOB MARLEY、BERRINGTON LEVY、DENNIS BROWNをリスペクトしている。

あとR&Bも好きだな。
とにかくピュアでソフトな音楽をいつも聴いているよ。

ボーグルは、HYPE WILLIAM氏製作の映画「BELLY」など数々の映画にも出演している。

この「BELLY」に出演することになるまでのストーリーをボーグルが話してくれた。

彼がストリートのコーナーにいた時、
ある女性がボーグルをスカウトし車に乗せてWYNDHAM HOTELまで連れて行き、
そこでその映画に出演するための契約を交わすことになった。

HYPE氏はボーグルに台本を渡したが、ボーグルはHYPE氏に向かって

「HYPE WILLIAMさん、知っているとは思うが、俺には台本など必要ないんだ。
もし俺に台本が必要なら、とっくにSUNSET STRIP(L.Aのハリウッド)に行ってるさ。」
と言い台本を突き返した。

ボーグルはいつものような口調で自然にふるまった。

するとHYPE氏は
「そうそう!!それこそ私が映画の中で君に言ってもらいたい台詞なんだよ!!」
と言い、そこで話は決まったという。

その後も、ボーグルには「BELLY PT.2」の出演依頼が来ていて、
今はその映画製作の予算待ちということだ。

インタビュー:好きなダンスは何?

ボーグル:ボーグルダンスだな。
このダンスは91年の11月から12月頃にかけてボスしたダンスだ。

92年にブジュがこのダンスのチューンをヒットさせたんだよ。
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インタビュー:今ジャマイカで起きているアーチスト達の暴言についてどう思う?

ボーグル:暴言は絶対によくないし、ここ(アメリカ)でもそれは同じだ。
要するに、次のレベルに上がっていくってことが大切だってことだよ。

実際、俺は今の若いユース達(アーチスト)とは違う。
俺はずっとダンスだけだから、めったに語ることもないし・・・な。
まぁ俺が何かを語る時は、足を使って語るってことだな。
だけど誰かをターゲットにディスするのはよくないよな。
言われた奴も同じようにやり返すようになるし。
それは場合によっちゃ“いいこと”とも“悪いこと”ともいえるんだが・・・
とにかく、人を落とすようなことは絶対に言っちゃいけないぜ。
俺はそういうのは本当に嫌いだね。
俺のことを言ってるのか?って思わせるような発言は絶対にしちゃいけないぜ。

俺にはダンスだけ。(ダンスをしながら)
もし俺にダンスがなかったとしたら・・・困惑して悪い方向に進んでいただろうね。
しかしながら今の俺は以前とくらべて、ダンスを作ることが難しい状況だ。
たくさんのダンスが作れる時は、すべての事が順調にいってる時。
つまり精神状態が悪い時にいいダンスは作れないってことだよ。
そうは思わない?

インタビュー:その通りね。

ボーグル:今までにも俺はたくさんのダンスを作り出してきた。
そんな時、俺はいつもダンスの事だけを考えていればよかった。
そうだろ?
ダンス以外に何を考える必要がある?
余念があったらいいダンスは作れない。
完璧なダンスは作れないのさ!

インタビュー:好きなサウンドシステムは?

ボーグル:STONE LOVEだね。

こんな事があった。
ある日STONE LOVEのRORYに会った時、ニューダンス(WAVE)を見せたんだ。

そしたらローリーは
「ジーザスクライス!!ボーグル!!こんなダンスはかつて見たことがないよ。
なんて名前をつけたらいいのかわからないくらいだ」

そんで、SKY JUICE(METRO MEDIA)にニューダンスを見せたら
「ボーグル、このダンスには"WAVE"という名前をつけさせてくれ!!」
って言ったのさ。

ここでボーグルは「LOG ON」のプロモーションビデオについて話し始めた。

「エレファントは、LOG ONのプロモビデオの中に俺を出演させるって言っていたのに
実際はダンスも踊れないような一団を使ったのさ。

あれはダンスの曲なのにもかかわらず。
だからあのプロモはどこにも流れないし、放映もされないよ。」
(注:とボーグルは語ってるが、実際にはジャマイカの現地のCABLE TVなどで放映されてます)

インタビュー:あなたがFOXY BROWNのプロモーションビデオに出演することになった経緯(いきさつ)は?

ボーグル:FOXYはもちろん、誰かに自分から出演を依頼したことなんて一度もないよ。
みんなが俺のところに来るんだ。
何故かっていったら、理由はたくさんがあるんだが。

まぁ要するに、俺のモットーは「dance or die?」だからさ。
俺のダンスを見れば、わかることさ。
みんなにわかってほしいよ。
自分のことを語るのは好きじゃないんだ。
それが俺だからさ。

★ジャマイカの男のダンサーBRUK UPについて・・・

「BRUK UPを見ろよ。
彼はダンサーとは決して言えないね。
あれは芝居役者だよ。ダンスってのはウエーブを作ることさ。
芝居じゃない。

ダンス(dance)の"D"と芝居(drama)の"D"は同じ"D"のスペルだけどまったく違う。
ダンスは芝居じゃない!」

「みんなは、今ボーグルがどこでどうしているのかまったく知らないだろうけど、
知ったらきっと驚くに違いない。
俺は今アメリカにいて、ダンスを作っている。
たくさんのエンタテイナ-達がそのニューダンスをジャマイカに持っていって伝えている。
だが俺は今もまだアメリカにいるってわけさ。

ところで、ジャマイカのみんなはどうしてるんだろうな?
ヨオ!みんな!俺はもうすぐ戻るから、いらいらしないで待っててくれよ!」

★WAVEダンスについて・・・

「ヨオ!ベイビーガール!
君がこのダンス(WAVE)を見たら、きっとジーザスクライスって叫ぶぜ!
毎日このダンスを踊りたくなるくらい虜になるよ。

このダンスは、ZIP ITやLOG ONと同じように作った俺のダンスだ。
たくさんあるダンスの中の一つさ。

このダンスが踊れるようになった時に、今俺が言ってることがきっとわかるよ。
何故って、俺も君もみんなが気持ちよくなるために作ったダンスだからさ。

そのダンスが踊れるようになった時、どんなに気持ちいいもんかを知っているから、俺はダンスが作れるのさ。
それがダンサーってもんだ。

俺がダンスする時は、俺自身のために、そしてみんなのために作って踊る。
今、君の目の前で俺が踊ったら、君はすぐに踊れるようになるよ。
そして誰ひとりとして、君と同じダンスは出来やしない。」
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★今ジャマイカでマッシュアップしている若手ダンサー“ジョン”について・・・

「ジョンのダンスはもとは俺が教えたダンスだ。
初めてジョンがステージに立った時は、みんなが『ボーグルだ!』って叫んだよ。
俺達は昔一緒にサッカーをやってた仲間なんだ。
で、俺がジョンをダンサーにした。
つまり俺がジョンにサッカーを止めさせて、ダンスをさせたのさ!」

ここで、いきなりボーグルがインタビュー側にまわり、私に質問し始めた。

ボーグル:今、ステージショーが少なくなってきているのはなんでかわかるか?
今はダンスが主流になっているだろう?
ステージショーをやるより、ダンスだけの方が流行っている。
それはなぜか?

インタビュー:なぜ?

ボーグル:わからないか・・・それは俺のためさ。
みんなダンスをしたいのさ、ベイビー。

話を聞くより今はミュージックを聴くことを楽しみたいってみんな思ってる。
それは何故か?

インタビュー:ダンスをしたいから?

ボーグル:そのとおり!わかるだろ?
俺が今やっていることだよ。
本当さ。

もし誰かがいなかったら、
ジャマイカにダンスはないしダンスホールの熱いヴァイブスもない。
その誰かっていうのは誰?

インタビュー:ボーグル!

ボーグル:そのとおり!
それじゃ、ダンスを最初に始めたのは誰?

インタビュー:ボーグル!ボーグル!

ボーグル:そのとおり!そのとおりさ!
これだけはみんなに知っておいて欲しいことなんだ。
みんなが俺のことを忘れてしまっていないか、
このことを置き去りにしてしまっていないかがちょっと心配なんだよ。

インタビュー:これからのボーグルに何を期待してほしい?

ボーグル:それについては今は答えたくない。
ただこれだけは信じてほしいんだ。
今まで俺が作り上げてきたものは今も健在だってこと。

今すぐにジャマイカに帰りたい。
そしてみんなの愛があったから今の俺がいることを教えたい。

インタビュー:今インターネット上で「ボーグルはマフィアのボスだ」と言っているサイトがあるのを知ってる?

ボーグル:(笑いながら)俺が?
ちょっと言わせてもらっていいかな?ベイビーガール!
そのサイトは何てとこ?
俺が誰なのかをそいつらに教えてやろう。

たしかに親友のWILLIE HAGGARTがボーグルをログオンさせたんだ。
でも、その親友はもういない。
そいつはジャマイカ中のみんなが知ってる有名な男さ。
そんな親友と俺がかつて一緒にやっていたことは何か?

インタビュー:ダンスね。

ボーグル:俺についての説明はこれだけさ。
警察だって一度も俺につきまとったりしたことはないぜ。
俺はバッドマンでもガンマンでもない。
だが俺の親友がバッドマンでガンマンだったってことは、みんなが知ってる話さ。

俺達はダンスの時には、いつでもとなりにいたんだ。
俺は自分のやり方で彼を勝ち上がらせ、バッドマンなスタイルのダンスを作ったりもした。
俺達がどのくらいの年月つき合ってきたのか知っているか?
俺は親友を愛してる。
だから人が俺らを何と言おうが気にしない。

やつは俺の親友なんだ!・・・

俺が今言ったことはみんなも知ってることさ。
信じられないなら警察長官のところに行って聞いてみればいい。
そうすれば俺がダンサーだってことを教えてくれるさ。

俺は毎日、毎晩ダンスに通ってた。
俺らがどんなつき合いをしていたかのはみんながよく知っているはずさ。
俺はバットマンでも強盗犯でもなかった。
俺の顔にある傷は母親がつけたものさ。

俺をマフィアの一員だという発言は、
今までにボーグルのダンスのスタイルやリリックのチューンを歌った
BEENIE MANやBUJU BANTON, JUNIOR REIDなどのビッグアーチストに対してのバッシングになる!
とボーグルは強く主張している。

「俺がこの業界のために今までやってきたことはたくさんある。
それなのに、今になってみんなが俺をこの業界からなくそうとするのか!
俺はダンスをしているだけなのに。
今は不安な気持ちだよ。
一ついえることは、俺がジャマイカに帰る時まで、ずっとダンスを踊っているってことさ。」


あとがき
このインタビューは2002年の夏頃に行われたので、内容は半年以上古いものです。
一時期はまったく現場のビデオで見なくなったボーグルですが
今現在は、以前のようにがんがん踊っている姿がビデオでも見れます。

Bogle関連のDVDがこちらのページで購入できます
http://www.ruff-cut.com/reggae/goodslist.cgi?in_kate=30-3-13

訳:Lady-K

Dancehall & Reggae Danceの豆辞典 PT.2

最新のダンスホールレゲエのダンスやファッションは 主にジャマイカとニューヨークから発信しています。

そして悪名高き(!?)女達が集まるダンスホールの世界の中には いつの時代でもセクシーダンサーやモデル達が存在します。

その代表格ともいえるのが昔一世風靡したOUCH CREW。
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(かなり古いニュースペーパーより)

このような超セクシーボディの派手な女達の周りにかならずいるのが あやし気な雰囲気を漂わすルーボーイ達。
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こういった人達こそダンスホールの世界にはかかせない重要人物でもあるのです。

いつでも最新のファッションを着飾り、最新のニューダンスを踊り、 ダンスホールの場を賑わしているジャマイカのダンスホールクルー達。

かつて有名だったクルーを挙げるとOUCH crewを始め、BLACK ROSES crew・ GOD BLESS crew・ BRITISH crew・LEXXUS crew・BEAUTY HAT crew, NO LIMIT crew・・・などなどいつの時代も強烈なインパクトを残すダンスホールのクルー達が限りなく存在します。

時代によって流行りのリディムがあるように、レゲエのダンスにも流行りのダンスがいろいろあります。

もちろんリディムやダンスを作る人達がいるのですがその出来たてのホットなニューダンスをダンスホールクルー達(先に説明した)が先頭きって踊り、 それが徐々にダンスホールファン達の間に浸透して流行りが出来ています。

最近の例をあげるとLiquid(リキッド)のリディムからLog On(ログオン)ダンスが 生まれ、そのログオンダンスをダンスホールのシーンに浸透させた曲がElephant Manの大ヒットチューン“Log On”でした。
みなさんももう知ってますね!

長くレゲエを聴いていると その時代に流行ったダンスを一つ一つ覚えていくのでダンスホールの楽しさが倍増します!

そんなんで前回のニュースでは今現在ジャマイカでブレイクしているDrive ByやJesse Jamesなどを 紹介しましたが、今回はひと昔前に流行ったレゲエダンスの一連を紹介したいと思います。

★The Jerry Springer[ジェリー スプリンガー]

ジェリー スプリンガーはもともとアメリカで大人気のTVトークショー番組。

その番組では司会者のジェリースプリンガーが毎回いろいろなゲストを呼ぶのですが そこで必ず討論や争いが起きてしまう・・といった内容の番組。

この“ジェリー スプリンガー”のダンスも大流行したダンスの一つ。

どんなダンスかというと、ジェリー スプリンガーのしぐさをまねて 彼が大奮闘しているようなイメージで、討論して戦っているような動きで踊る。

隣の人とぶつかり合う可能性ありなのでご注意を!(笑)

★Prong[プロング]

Anthony Bが「俺はガ◯ジャ吸ってクールに決めてゆったりと女の子と踊りたいのに最近のダンスは激しすぎ」 とニューダンスをディスしたのに対抗してBogleとProng Kidがまたまた激しい動きのあるダンスを作りGod Bless Crew達と一緒に踊りまくって大流行させたのがこの“Prong”というダンス。

このダンスは膝を曲げて腰をクネクネ動かし、更にはウォーキングしながら手の動きも組み合わせて・・ といったダンス。

現地でも出来る人と出来ない人がいて「このダンスは激しすぎて踊れない!」と 文句言っている人もいるとか(笑)

★Heal & Toe[ヒール&トイ]

この“Heal & Toe”というダンスはもともとNew Yorkで流行ったダンス。

これも誰もが踊れるような易しいダンスではない。

手を小刻みに左右に動かしながらムーンウォークをする、といった動きのダンスで “Chatbout”(これも流行のダンス)の変形バージョンみたいなもの。

Beenie ManのJoy Rideリディムの“Silent Murderation”などから流行ったダンス。

★Bashment Dance[バッシュメント・ダンス]

このダンスはジャマイカのヤーディ達の間で流行ったダンスで ガンショットをイメージしたダンス。

Joyride(リディム) 別名 Bashment(リディム)の Beenie Manの“Silent Assassin”やLady Sawの“Sycamore Tree”などで踊るダンス。

このリディムがかかるとルーボーイやアッティギャル達は 大喜びしてこのBashment Danceを踊る。

★Trinity[トリニティ]

Snagga PussとShocking Vibes Crewが流行らせた“Trinity”ダンスは ジャマイカだけでなく海外にまで広がったほど大流行した。

“Trinity”とは三位一体という意味があるが その名のとおりこのダンスはMacarena(マカレナ)とTate(タティ)と Hotti Hotti Bogle(アティアティボーグル)の3つのダンスが組み合わさって作られたもの。

どれも幅広いジャンルのダンスなのでレゲエダンスの苦手な人でも比較的踊りやすいはず。

まずはスローな動きのMacarenaダンス。

次にくるりと向きを変えてTateダンス。

最後にHotti Hotti Bogleダンスで肘を前に出しながら足を横切るようにすべらせる・・ とこんな感じ?

★Hotti Hotti Bogle[アティ・アティ・ボーグル]

Bogleといったら Stone Love MovementのBlack Roses Crewに属していて 自分の名前の“ボーグルダンス”を一世風靡し、 様々なレゲエのダンスを生み出したジャマイカのカリスマ的ダンサーである。
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このHotti Hotti Bogleというダンスはボーグルが1996年に大ヒットさせた超ウィッキィドなスタイルのダンスの一つ。

どんなダンスかはその当時のSTONE LOVEのダンスビデオでチェックしましょう!

★Clean Arm Dance[クリーン・アーム・ダンス]

Clean Arm Danceという曲から生まれたダンスなのですが どんなダンスか判らないので説明が出来ません。
あしからず。

★Nutty Buddy[ナティ・バディ]

Goofyのヒット曲“Fudgie”から生まれたダンス。
特にジャマイカで流行。

このダンスはリディムに合わせて足を揃えてフロアに滑らせながら 肩を左右に振るようなダンス。

★Go Go Wine[ゴー・ゴー・ワイニ]

ジャマイカの女性達が腰を低くしながら露骨に挑発的な動きで セクシーに踊っているダンスがGO GO Wine。

その名のとおりゴーゴーダンサーのように踊るダンス。

腰をくねくねさせたり、丸く動かしながら身体を前にかがめたり逆に前に突き出したりして、 セクシーさをアピールしながら踊る。

★Body Basic & Exercise[ボディ・ベーシック&エクササイズ]

ブルックリンの女性達の間で特に流行ったダンス。

ボディビルやジャンピング ジャックなど基礎体力作りのエクササイズの技法をまねしたような動きをするダンス。

その当時アウチクルーがこのダンスを得意げに踊っていたのを覚えています。

★Bounty Dance[ボウンティ・ダンス]

ジャマイカのナイトクラブCactus(カクタス)で たまたまボウンティ本人が作っちゃったダンス。

その名もBounty Killa Dance(笑)

その時のボウンティのダンスは 充分なスキルを使っててけっこうなパフォーマンスだったという話。

BountyがNew Yorkに行った時にもQueensのQ-Clubでこのダンスを披露したら その翌日には誰もがこのダンスを踊るようになったそう。

Bountyのダンサーの“Bruck-Up”(ブラカップ)が Stone Loveのセッションなどでこのダンスを踊っていたので興味ある方はその当時のダンスビデオをチェックしましょう。
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STONELOVE MOVEMENT feat MIGHTY BRUKUP 1996はこちら

★Tate'[タティ]

エンターテイナーでもありコメディアンでもある Shocking Vibes Crewのダンサー“Snagga Puss”により大流行したダンス。

このダンスにもストーリーがあって 自分が物をどこにしまったのか忘れてしまい 身体のあちこちを触って探している様子をダンスで表現します。

どんなダンスかというと、まず足先を上に向け今度は膝を後方に曲げる。

で、後ろを振り返りそれから左右を見て(キョロキョロして) 周辺をぐるぐるまわりながら腕をはたく(袖口から何か出てこないか)と いった風な動き。

まぁ物を探している様子が伝わればいいんじゃないかと・・(笑)

しかしこのダンスを見ただけでは何がなんだかさっぱりわからない。
そこでSnagga Pussがこのダンスを流行らせるために出したヒットシングルが “Tate”という曲でした。

★Sketel[スケテル]

このSketelダンスはBeenie Manの曲“Stop Live inna Di Pass”から 広まって長期に渡って大流行したダンス。

他のダンスと比較すると簡単で踊りやすいことから大流行したという話もあるが Bountyの“Valley of Death”トラの“Gun No Tek Interview”など多数のチューンにより 更にこのダンスが流行った。

それより以前に流行った“Urkle”というダンスもMega Bantonの “Down in Jamaica”トラの“Urkle”や“Nicki”などから大流行したが、 ステイツではその後もしばらくUrkleダンスが浸透し踊られ、 その名残りからSketelダンスが生まれた。

★Other[その他]

上記で紹介した以外にもButterfly(バタフライ)・Bogle(ボーグル)・ Della Move(デラ ムーヴ)・Water Pumpi(ウァタ- パンピ)・Cool and Go Dung(クール アン ゴー ダン)・ Jump Spread Out(ジャンプ スプレッド アウト)・One Foot Skank(ワン フット スカンク)・・・など
まだまだたくさんのダンスがあります。

どれも容易に出来るダンスではないので、それなりに練習も必要だけど それぞれのリディムに合わせてダンスが作られているので その曲がかかると不思議になじんでしまうのが体感出来ると思います。

これらのダンスをマスターする参考となるビデオの中に 「Jamaica Dance History」があります。
ファイル 21-4.jpg

Jamaica Reggae Dance History by Fresh Kids Crew 1995はこちら

このビデオはFresh Kids Crew(男二人のダンスクルー)+ Jamaican Galsらが 94年頃までに流行ったレゲエダンスを 一つ一つ踊り、日本語(字幕)でダンスが紹介されています。

初心者にもとても分かりやすく編集されているレゲエダンスビデオです。

他にも90年代のダンスがチェック出来るDVDを紹介しています。
興味のある方は90'S DVD ONLINE SHOPのページで☆

Log Onに続く流行のニューダンスは?

ご無沙汰の更新です。

今回のNewsでは"Log On"に続く新しいジャマイカのニューダンスをご紹介したいと思います。

J.A を始め U.S.A や U.K などでもレゲエダンスが大流行。
ここ最近のものだけでも様々な種類のダンスがあります。
あまりにもたくさんなので、簡単に分かりやすくリストにまとめてみました。

※写真と下記に紹介しているダンスは関係ありません。
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★On Line

ジャマイカで人気のニューダンス。
身体をツイストさせて腰を低くし、片足を前に出す。
次にもう片方の足を出す。
手は前方に「Come Here!!」というように指を動かす。

★Taliban

片手を上にあげて、もう片方の手は頭の上で円を描くようにする。
(または手をねじる)
頭にターバンを巻くようなしぐさをする。
※一部のクルーが独自のダンスとして踊っている。
このダンスを踊るチューンは?というと・・・
The Return / Baby Cham
Press Trigger / Cobra
Middle Finger In The Air / Baby Cham
Bombing / Elephant Man... など。

★Bin Ladin

マシンガンを持つようなしぐさで膝を曲げて忍び寄るようにして上半身はリディムに合わせて動かす。
※一部のクルーが独自のダンスとして踊っている。
このダンスを踊るチューンは?というと・・・
The Return / Baby Cham
Press Trigger / Cobra
Middle Finger In The Air / Baby Cham
Bombing / Elephant Man... など。

★Drive By

ジャマイカで人気のニューダンス。
足はスクリッチーと同じステップで上半身はハンドルを握って運転しているように。
動きとしてはスクリッチーダンスと似ていて、左右に動いても、前後に動いてもOK。
このダンスを踊るチューンも限られているよう。

★Jesse James

これが今一番新しいニューダンス。
片足を後にほうり出すようにもう片方の足も同じように、交互に動かす。
その時クツの底に付いた土を払うようにして交互に足を後方に滑らすような感じ。
これらの動きをしながら目線は自分の足元を見る。
手はほこりを払うように手首を振ったり、または手首を動かさないでまっすぐにしたままでもOK。

★Tidal Wave

はっきりした詳細は不明。
"On Line"と同じダンスではないかと思われる。

★Stew Chicken

相当 陽気でウィッキーなダンスらしいが、詳細は不明。

★Sizzle(or Shizzle)

ジャマイカで人気のニューダンス。
STONE LOVEのダンスのMCでも何度かこのダンス名を聴いたが片方の手を逆の足に触るようなダンスらしい。
右手なら左足、左手なら右足に交互に触るようにして身体を動かす。

あやふやな箇所もかなりありますが今流行りのジャマイカのNew Danceについて簡単に書き出してみました。

これらのダンスの一部は2002年2月入荷のヴィデオの"Billy Slaughter Birthday Bash"や
"Stacy Birth Night Bash"などで見れますので、このニュースの記事をもとにしてどのダンスがどれなのか是非チェックしてみてください。
さらにレゲエダンスが楽しくなると思います。

Billy Slaughter Birthday Bashはこちら

ファイル 20-2.jpg

Stacy Birth Night Bashはこちら

ファイル 20-3.jpg

見つけるポイントとしては、MCでダンス名を言ってたり、ファッションセンスが良くて(派手で)ダンスの上手い男の子達がいち早くニューダンスを踊ってることが多いです。

私よりもみなさんの方が細かく真剣にヴィデオチェックをしてると思うので
ヴィデオの中でニューダンスを発見した時はぜひ私にも教えてください(笑)
またニュースについてのご意見や感想などもお待ちしてまっす。

ちなみに私はまだジピタップやログオンダンスの動きの研究、勉強中です。
次回のニュースはちょい昔に流行ったダンスをご紹介したいと思ってますのでお楽しみに!

P.S... 3月に来日するBASS ODYSSEYが楽しみです。
Squingyはどんな感じでやってくれるんでしょうか??

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